男性のヘアロス(脱毛・薄毛)について

    ◆2005年。「男性型脱毛症」の治療薬として、日本で初めての「医薬品」の認可・処方が開始されました。
    ◆2010年。日本皮膚科学会より「男性型脱毛症」の治療のためのガイドラインが発表されました。
    これらの出来事は「男性型脱毛」に対して、医療行為としての治療が、公式に始まったことを意味しています。

    私たちのヘアサロンは、お客様の髪を扱わせていただく「美容室」として、
    「男性型脱毛症」のガイドライに沿った、科学的根拠に基づく毛髪の知識と情報の提供に努めています。

    ◆必要な場合は、医療機関での受診を、お客様にお勧めします。

1. 「男性型脱毛」とは

    ◆昔から、年配の男性のアイコンとして、「はげ頭」が用いられてきました。
    それくらい、加齢とともに多くの男性の頭の毛が薄くなるということは、世の常識として、認知されています。

    ◆その主な原因は、遺伝と男性ホルモンによるもの、と医学的に明らかになっています。
    ◆そして、この症状は、「男性型脱毛症」=「AGA」という呼称で、統一されています。



    ◆日本の統計では、20歳代では、12%。30歳代で、20%が発症。
    その後も10歳の加齢に従って、およそ10%程度づつ発症率が加算される計算で増加します。
    60歳代では、AGAの発症率が、43%に達しています。




2. 美容室にきること

    ◆以前は、「男性型脱毛症」に対する治療は、「いわゆる民間療法」として行われていました。
    そのため、その中には消費者問題の原因となるような、詐欺的な商行為が存在していたことも事実でしょう。
    美容室での、育毛剤(「医薬部外品」に分類される)の塗布や販売も「民間療法」にあたります。

    この、医療としての「男性型脱毛症」の治療が始まったことにより、
    エビデンス(科学的根拠)のない治療(施術)や、脱毛に関する迷信が、次々と否定されることになりました。
    そしてそのことは、「消費者保護」に有効に機能しています。
    現在、美容マーケットでは、「疑似治療行為」への抑止効果が強力に働いているように映ります。


    私たちのサロンでも、その点について、細心の注意を払っています。
    その一方で、いままで実績を残している「医薬部外品の育毛剤」の効果が、
    下がったとか、効かなくなった訳ではありません。し、そのような風潮については、
    明確に否定させていただきます。
    誤解のないようご理解ください。




    ◆そんなことも含めて、私たちのサロンでは、お客様方が必要とされている情報を取得し、
    その情報の精査をし、わかりやすくお伝えできるよう、努めています。
    現在、めまぐるしく進化、変化している毛髪科学の学説、知識の更新にも努めています。

    ◆私たちのサロンでは、科学的な根拠に基づく理解のもと、 「男性型脱毛症」のお客様に対応したヘアスタイルのメニューの研究、
    サービス、料金体系の研究を進めています。



このページの参考文献

「薄毛の科学」/ 板見智・監修 日本工業新聞社刊
「新ヘア・サイエンス」/ 本田光芳・監修 日本毛髪科学協会刊


「ゆず花ブログ」より 
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